iPadminiとプロクリエイトで絵を描き始めてから約3ヶ月が経過したと思います。
iPadminiを購入時は、絵を描くのは1日1時間ぐらいだし、安くて軽いiPadminiでいいや〜とのほほんと考えていたのですが、
ここ最近は、1日中絵を描いていることも多いです。

で、ここにきて、iPadmini×プロクリエイトだと、できないことがいくつかあることに気づきました。
そんなわけで今回は、プロクリエイトで絵を描くためにiPadminiを買うか迷っているという人に向けて、ちょっとここは注意した方がいいよってのを書いておきます。
Contents
Procreate とは
プロクリエイトは、スマホやタブレットで使えるお絵かきアプリです。
オーストラリア連邦のタスマニア州でアーティストのために作られました。
特徴は、シンプルで直感的に操作できる機能と、1度購入すれば半永久的に使えるコスパの良さにあります。
お絵かきアプリクリップスタジオをよく比較されますが、
クリスタ:多機能で素人が使いこなすのは大変。しかも月額制でランニングコストが痛い。
プロクリエイト:操作性がシンプル。買い切りでお財布にも優しい
と、機能・コスト面で考えると、お絵かき初心者にオススメのアプリと言えます。
一度加入すると解約するまで利用料が発生するクリスタアプリと違い、プロクリエイトはコスト面を心配せずに済むので、初心者にもオススメできるのお絵かきアプリです。
私自身も、今年4月に初めて購入して約3ヶ月間使っているのですが、今では完全に手に馴染んでいるし、絵を描かない日もお金が発生していたクリスタと違って罪悪感みたいなものもなくて気に入っています。
ただ、プロクリエイトには、初見殺しのデメリットがあった!!!!
ので今回はそれをまとめていく。
プロクリエイトのココがだめ!
プロクリエイトのデメリット レイヤー枚数の制限
プロクリエイトを買って3ヶ月たった今、私が一番どん詰まっているのがレイヤー枚数の制限です。
実はプロクリエイト、端末が積んでいるハードウェアの容量によって最大のキャンバスサイズ、レイヤー枚数が固定されます。
例えば私が使用しているiPadminiのキャンバス最大サイズは、8192×4096ピクセル。
一方のiPadPro・Airであれば、16,384×4,96(または8,192×8,192)ピクセルが上限です。
レイヤー枚数に関して、iPadminiの場合は、
キャンバスサイズ(dpi350の場合) | レイヤー枚数 |
2,000×2,000 | 63枚 |
3,000×3,000 | 25枚 |
4,000×4,000 | 12枚 |
5,000×5,000 | 6枚 |
となっています。
このレイヤー枚数も、iPadが積んでいるメモリによって違うらしいのですが、Proでも上限があるっぽいので、
お絵かき時はレイヤーめちゃくちゃ使う!って人にはかなり厳しいと思います。
救済措置?として、最初は小さめのキャンバスで描いた後、解像度そのままにキャンバスサイズを変更できるクロップという機能も搭載されていますが。
めちゃくちゃ描き込みが多いとちょっと厳しいかもしれない。
レイヤー枚数に上限がある代わりにアプリが落ちにくいってのがメリットっぽいですが。
それでも5000×5000で6枚とかは少ないと思う涙
iPadのモデル全てで同じ機能が使えるわけではない
続いてのココがダメポイントは、iPadのモデルによって使える機能が違うことです。
これは、iPad miniでプロクリエイトを使っている私だからこそ感じたデメリットかもしれません。
例えばプロクリエイトには、過去に選択した色を10色まで保存できる”履歴”という機能があるようですが、実はこれが使えるのはProのみ。
iPadminiでは、カラー履歴は使えません。
また、FacePainteというiPadのカメラを通してプロクリエイトで顔に絵を描くという機能もminiを含むA12以下のチップを搭載したモデルでは使えません。
もしかすると他にもあるかもしれませんが、これは分かり次第追記していきます。
キャンバスをはみ出したイラストは消える
さらにもう一つの痛いところが、キャンバスをはみ出したイラストは消えてしまう。というものです。



Photoshopやイラレだと、キャンバスをはみ出したイラストはそのまま保持されると思うのですが、
プロクリエイトは無慈悲に消えてしまいます。
すぐに気づけば良いのですが、気付くのが遅すぎると後の祭り。
描き直す以外に方法がなくなってしまいます。
私はこの弱点のおかげで、依頼絵の花を動かせなくなってしまったのがめちゃくちゃショックでした泣
他にも
- PSDへ読み込む際に描写が変わる
- コピー&ペーストの記憶がアプリ内のみ
- PSD書き出しで上下が反転していることがある
- 画像の読み込みが原寸サイズではない
など、色々弱い部分も多いようです。
気をつけていれば対処できるとは思いますが、右も左もわからない場合にこの弱点は追い討ちになっちゃう。
把握しているといないで全然違うと思うので、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
こうして書き出してみると、大絶賛されているプロクリエイトも弱い部分は多いです。
ただ無敵ソフトなんてこの世にはないと思うので上手に付き合っていくのが大事かと思います。
私自身も弱点を理解しつつ気をつけながら今後もプロクリエイトを使っていく予定です。
一つだけ注意点があるとすれば、端末によって使える機能、レイヤーの上限数が変わってくるというところです。
特にこれからiPadを買って、プロクリエイトで絵を描こうと考えている人はモデル選びに注意したほうがいいと思います。
大は小を兼ねるから、私のような後悔をしないように絶対にiPadProを買いましょう。
以上。
おわり