私がクロックスに出会ったのは、大学生の頃。
博多駅近くにある居酒屋のバイトに受かった際に「クロックスみたいなサンダルを用意して」と言われたのが始まりです。
当時は500円で買える廉価版の存在も知らなくて、わざわざクロックスの専門店に足を運び、3000円ぐらいのクロックスを購入しました。
そのバイトは結局2ヶ月で辞めてしまったんだけど、その時に買ったクロックスは大学を卒業して実家に帰るまでの約6年間履き続けたし、
あれから10年以上経った今でも、時々廉価版を交えながらクロックスを愛用しています。
しかし、そんなヘビロテしているアイテムが、いったいどんな商品なのか、今の今まで知らなかった。
というわけで今回は、クロックスというブランドや、現在リリースされているサンダルの種類についてを少しまとめてみました。

Contents
クロックスって何?
クロックスは、アメリカ・コロラド州で誕生したフットウェアブランド。

元々は、ボートシューズメーカーとして設立されました。
全ての製品に、クロックスが独自に開発した特製樹脂「クロスライト」が使われており、
- 水陸を行き来できる機能
- 軽くて快適な履き心地
- 防臭効果
が備わっているのが特徴です。
ブランド名は、クロックス商品と同様、水陸両方を行き来できるワニからきているのだとか。
現在リリースされている商品は、全部で120種類。
カジュアルなシーンからビジネスシーンにまで活用できるとして、世界各国で愛されています。
クロックスの種類
私たちが「クロックス」と呼ぶアイテム、実は正式名称は”クロッグ”と言い、そのバリエーションは多岐にわたります。
ここでは、そんなクロッグの種類と特徴をさらっと紹介してみます。
クラシッククロッグ
まず初めに紹介するのは、クロックスの中でももっとも有名なクラシッククロッグです。

クロックスが最初にリリースしたモデルで、一番ユーザーが多いスタンダードモデル。
クロックス独自が開発した、軽量でクッション性の高い樹脂「クロスライト」を全面に使用しています。
他に、
- 通気穴で内部の通気性をUP
- ヒールストラップでしっかりフィット
- 防臭効果有り!
- 洗いやすく乾きやすい
など、普段使いにはもってこいな機能が満載です。
素材 | 合成樹脂 |
足幅 | 最もゆとりのあるゆったりタイプ |
ヒールの高さ | 約2.5cm |
Baya Clog(バヤクロッグ)
続いて紹介するのは、バヤクロッグ。

クラシッククロッグのサイドがクロックスのロゴマークにくり抜かれ、さらに甲に立体的なラインがあしらわれたモデルです。
クラシック同様、軽くてクッション性の高い素材を使用し、
- 通気穴で内部の通気性をUP
- ヒールストラップでしっかりフィット
- 防臭効果有り!
- 洗いやすく乾きやすい
等の特徴を有しています。
素材 | 合成樹脂 |
足幅 | 最もゆとりのあるゆったりタイプ |
ヒールの高さ | 約2cm |
Ralen Clog(レイレンクロッグ)
次に紹介するのはレイレンクロッグ。

先に紹介したバヤから、クロックスロゴを外して通気穴を増やしたモデル。
クラシックと同様通気性抜群で、洗いやすく乾きやすいのが特徴です。
クラシックとバヤがちょっとゴテゴテすぎる…と感じる人にオススメ。
素材 | 合成樹脂/合成ゴム |
足幅 | 最もゆとりのあるゆったりタイプ |
ヒールの高さ | 約2.5cm |
Clocband Clog(クロックバンドクロッグ)
次に紹介するのが、クロッグバンドクロッグ。

クラシックモデルのソールにラインをあしらったスポーティーデザインです。
サイドや前方に通気穴が空いていないため、スタンダードモデルに比べて
濡れた路面でも水が入ってきにくい
小石・砂が入ってきにくい
などの特徴があります。
一方で、クラシックよりも足幅がせまいのでちょっと窮屈に感じるといった声もあります。
ちなみに、クロックバンドシリーズには、先に紹介したBayaデザインやスニーカーから着想を経てデザインされたクロックバンドフルフォース等もあります。
- バヤ
- フルフォース
クロックバンドクロッグ | |
素材 | 合成樹脂/合成ゴム |
足幅 | ややゆとりがあるリラックスタイプ |
ヒールの高さ | 約2.5cm |
Duet Sport Crog(デュエットスポーツクロッグ)
続いては、デュエットスポーツクロッグ。

クラシックモデルより厚みのあるアウトソールと、丈夫なフッドヘッドが特徴で、長時間クロックスを履く人にオススメなモデルです。
特に特徴的なアウトソールは、ツートンカラーの波型にデザインされていて、足に合わせてグネグネと湾曲するのでフィット感が強いのだとか。

クロックスの中では、お値段も高めですがファンなら一度試してみたいアイテムです。
ちなみに、このスポーツクロッグにはかかとに調節可能なストラップがあしらわれたオフロードスポーツクロッグもあります。

デュエットスポーツクロッグ | |
素材 | 合成樹脂 |
足幅 | もっともゆとりのあるゆったりタイプ |
ヒールの高さ | 約3cm |
ライトライドクロッグ
ライトライドクロッグは、柔らかいTPU素材を使って従来のクロックスより柔らかく軽量に作られたシリーズ。

柔らかいインソールと丈夫なアウトソールで、一日中疲れない履き心地を実現した商品です。
従来のクロックスと比較すると、ややスリムで甲も低めに作られていますが、柔らかいインソールのおかげで履き心地は抜群なんだとか。
通気穴も小さく、石は埃が入ってくる心配もほとんどないため、レジャーやスポーツ前後のアップダウンにオススメの商品とされています。
ライトライドクロッグ | |
素材 | TPU/合成樹脂 |
足幅 | ややゆとりのあるリラックスタイプ |
ヒールの高さ | 約3cm |
Woman Classic Clog(ウーマンクラシッグクロッグ)
次に紹介するのは、クラシックプラットフォームクロッグウィメン。

名前の通り、クラシックモデルを女性向けに改良したもので、スリムなデザインと約5cmの高さを持つヒールが特徴です。
女性向けシリーズには他にも、曲線を強め、さらにヒールの高くなった(約6cm)ベイクロッグウィメンもあります。

プラットフォーム | |
素材 | 合成樹脂 |
足幅 | 最もゆとりのあるゆったりタイプ |
ヒールの高さ | 約5cm |
Men’s Bogota Clog(ボゴタクロッグメン)
もちろん、男性向けのクロッグもあります。
それが、ボゴダクロッグメン。

アッパー(甲部分)に耐久性の高い皮を使用した高級感のある商品です。
プライベートに、オフィス用のスリッパにと、さまざまなシーンで使えると思います。
素材 | 本皮/合成樹脂 |
足幅 | 最もゆとりのあるゆったりタイプ |
ヒールの高さ | 約2.2cm |
Bistro Clog(ビストロクロッグ)
ここからは業務用クロッグを紹介!
まずは、飲食店で働く人に向けて開発されたビストロクロッグです。

これまでのデザインから一変して、通気穴が無いのが特徴。
急な油ハネや液体などの襲撃から、使用者の足を守ります。
樹脂製なので、厨房でもすべりにくいのも魅力です。
中性洗剤でも丸洗できるので、お手入れも簡単。
素材 | 合成樹脂/合成ゴム |
足幅 | 最もゆとりのあるゆったりタイプ |
ヒールの高さ | 約3cm |
Specialist Clog
続いてのスペシャリストクロッグは、医療従事者に向けられて作られたものです。

甲部分に厚みを持たせることで、硬い落下物からも足を守ります。
普通のクロックスより深さがあるため、長時間立ちっぱなしでも疲れにくいと好評です。
素材 | 合成樹脂 |
足幅 | 最もゆとりのあるゆったりタイプ |
ヒールの高さ | 約3.5cm |
他にもまだあるクロックスシリーズ
上記で紹介した他にも、クロックスではさまざまな商品を取り扱っています。

個人的に、特に気になっているのは、サンダルシリーズ。

いままでのクロックスのもったりしたイメージが覆され、おしゃれなシーンでも活用できそうなデザインです。
私の足は甲高幅広で、市販のおしゃれサンダルがなかなか入らないってこともあるんだけど、
ゆったりした履き心地が特徴のクロックスのサンダルならもしかしたら私でも履けるかもしれない!なんて淡い期待も持っちゃう。
今年はすでにクラシッククロッグを購入しているので買えませんが、次回買い換える時はクロックスのサンダルを試してみようと思います。
種類が豊富で楽しいクロックスですが一方で注意点も
シンプルで履き心地がよく、カラバリ・デザインが豊富なクロックスですが、一方で使用する際の注意点もいくつかあります。
特に有名なのは、足がクロックスごとエスカレーターに足を挟まれる事故です。
注意喚起が行き渡った現在では、事故の報告はほとんどありませんが、
特に小さなお子さんにクロックスを履かせる場合は、エスカレーターの黄色い線の外側へは絶対はみ出させない等の注意が必要です。
その他の注意事項がコチラ。
商品によってサイズ感が違うことがある(絶対にぴったりサイズが良い!って人は店頭で試着すること)
太陽光に長時間当てると縮んだり色褪せたりする(洗ったら日陰に干すこと)
クロックスの正しい扱い方を把握して、素敵なクロックスライフをエンジョイしましょうね!

クロックスを知るとクロックスがもっと好きになる
クロックスを愛用して約10年、今年の買い替えをきっかけに初めてクロックスブランドのなんたるかを調べてみました。
いままでなんとなく履いていたクロックスが、実は、
水陸両用
防臭効果がある
名前の由来はワニ(ワニ好き)
ってのを知ると、なんだかさらにクロックスが好きになった。
いままではクラシックタイプしか履いてこなかったけれど、次回はサンダルや別のアイテムにも挑戦してみたいと思っています。
みなさんも、クロックスについての知識を深めて、自分に合う最適な一足を選んでみてくださいね^^
おわり