「つまらない」仕事でも3年続ければ楽しくなるって本当?
縁あって入社した会社に努め続けてはや2年。
入社当初は「こりゃあ天職だ!」と張り切って仕事に挑んだり、帰宅しても関連書籍を読み漁ったりしてどうにか技術をあげようと試行錯誤していたのですが、1年も経つと仕事がマンネリ化してきました。
ココ半年は出勤するのも億劫で、出勤したとしてもじっとパソコンに向かって座っていることがつらい。業務中にとにかく走って逃げ出したいような衝動にかられています。(足は遅いんですけど)
もう一息で2年、もうひとふんばりで3年と、転職を繰り返してきた私として今の会社が一番長い勤続年数。
よく聞く「とりあえず3年やれば楽しくなる、自分に仕事が合っているかわかる」まで、もうひと踏ん張りといったところ。
しかし、欠勤日数も増える現状で「このままもう一年働き続ける自信はなく、もんもんと悩んでいました。
そんなときに見つけたのがコチラの記事。
社会人なら誰もが耳にしたことがある「とりあえず3年働く」ことについてのメリットをひたすら力説した記事で、とりあえず3年働くことの素晴らしさが力説されていて…。
そこまで言うならばと、実際に同じ会社で3年働いたことのある知人10人に実際に聞いてみることにしました。
Contents
私の現在の状況とか
今は無き地方の私立大学を卒業後、大手携帯キャリアのコールセンターへ契約社員として入社するものの、人見知りだったことを思い出して3ヶ月で退職。
それから接客業⇒医療事務(正社員)⇒事務職(派遣)と、1年ごとに仕事を変えて今に至ります。
転職理由のほとんどが「将来性を感じられない」で、現在の会社に入社する際には「私が本当にやりたいこと」と「私ができること」を突き詰めることに力を入れ、ハローワークの転職支援を活用したり、有料の適職診断を活用したりしました。
詳しくはコチラ⇒26歳で4回の転職を経験した私が、6,400円の適職診断R-CAPを受けて思った事まとめ – #最終的には痩せたい
それから現在の仕事を見つけ出し、運良く転職も成功。
入社当初は「絶対3年続けてやる!」という気概だったし、覚えること・勉強することもたくさんあってそれはもう充実した日々を送っていました。
しかし、1年を過ぎた頃から業務がマンネリ化。
毎日毎日会社に行くのも億劫で、ブログでお小遣いが稼げるようになったことに合わせて欠勤日数も増加。
「仕事がつまらない」と上司に相談してみたのですが、「あなたにはもっと他の仕事を任せたい、そのために色々考えている」と言われたきり、状況が変わる気配はなく半年ほど経過。
「本当にこのまま勤務し続けて成長が見込めるのだろうか?」とか、「こんな心が死んだ状態からモチベーションを上げることが可能なのか?」と毎日自問自答を繰り返しましたが、2年以上働いたことのない私にとってこれからさきは全く想像できなくて…。
それならばと「仕事にやりがいを感じるようになる」と言われる「とりあえず3年」同じ会社で働いたことのある人に、その真否を聞いてみることにしました。
「つまらない仕事でも3年間続ければ楽しくなるって本当?」知人10人に聞きました。
今回質問した10人は、会社の同僚だったり、親族だったり、ツイッターの相互フォローさんだったり。
「リアルさ」を求めるために、全て名前(ツイッター名)を言える実際の人物にお伺いしています。
それだけあってかなりリアルな声を聞くことが出来たので、みなさんもぜひ参考にどうぞ!
20代男性(テレアポ・勤続年数3年|契約社員)
まず一人目は、契約社員としてちょうど3年間大手証券会社のコールセンターに勤務していた私の相棒から。
特に退職を伝えてから、最後の一ヶ月は顔が死んでた。
将来性のない契約社員。
取れたアポイントメントで時給があがるのは微々たるもので、そのアポイントから契約を獲得した正社員の給与はエグいくらい高い。
そのくせ上司には「あなた達は我が社にとって重要な窓口、もっと電話をかけて今月の目標を達成しよう!」と毎日のように言われていて、私には絶対ムリな仕事だわ…と思っていました。
それを3年も続けた彼氏、すごい。
私のココロの中の小泉元首相も「よく頑張った…!」って言ってます。
ちなみに彼氏はその後、DTPの職業訓練校にかよってデザイン会社に正社員として就職しました。
20代女性(栄養士・勤続年数3年|正社員)
2人目は、これまでに4回の転職を重ねたTwitterの相互フォローさんです。
人様の健康を考えながら仕事する「栄養士」さん。
専門職だけ合って、転職を決めるのもなかなか難しいのでは?と思いました。
30代女性(技術職・勤続年数:3年半|正社員)
3人目は、以前働いていた会社の上司さんです。
繁忙期には一緒に真夜中まで残業したりしていたのですが、文化祭の前日みたいで楽しかった思い出。
給料はやっぱり大事。
私も今の会社で月20万ボーナス有りだったら、仕事は楽しめないにしても辞めたいなんて思わなかった自信あります…!
20代女性(教師・勤続年数:3年半|臨時職員)
4人目は、大学を卒業してから教員・職員として学校に勤める20代女性です。
とのこと。
「主体性」が出てきたのなら、後々はやりがいや楽しさにもつながっていきそうな気もする…。
20代女性(公務員・勤続年数5年|正社員)
続いては、専門学校を卒業してからすぐに地方公務員なった20代前半の女性。
仕事のミスから年配の男性市民に脅されて怖がって泣いていたこともありました。
今は「放置されている業務を引っ掻き回す」ぐらいの余裕はできたようです。
20代女性(事務職(小売業)・勤続年数5年6ヶ月|正社員)
続いては、同い年の相互フォローさん。
上司や先輩、同期が良い人ばかりだったのでなんとか続けられたの。
・営業や社内の人間とコミュニケーションが取りやすくなる
・新人教育をする環境がある
・委員会活動等で他部署との交流が増える
・担当店舗の数が増えたり、複雑案件のある店を任される
くらい。
とのこと。
社内で味方になってくれる上司がいるのは、とっても心強いですよね。
その後は、会社の業績が落ち込み1年後に退職。大手企業に正社員として転職するも上司たちとの考え方が合わず、「自分がずっと続けられる仕事ではない」と思い1年ほどで辞めてしまったそうです。
確かに、「勤続年数が長いと履歴書で目に止めてもらいやすい」というのはかなりあると思います。
私は1年ごとに転職を重ねるいわゆるジョブホッパー(というらしい)なので、企業によっては「じゃあうちの会社もすぐに辞めるよね?」と言われることもありました。
そういう意味ではまだまだ勤続年数長い人のほうが転職には有利かもしれません。
20代男性(会社員・勤続年数10年|正社員)
お次は、約8年前にお絵かきを通じて知り合った男性の相互フォローさん。
とのこと。
かれこれ10年同じ会社で働き続ける強者です。
10年以上も同じ会社に努め続けるってすごいことだと思うのだけど、彼の場合なんかブラックぽいから早く転職するべきでは?とちょっと心配したりもしています。
30代男性(接客業・勤続年数7年|アルバイト)
お次は、接客業に従事して7年の30代男性です。
ちなみに、現在転職先を探しているのだとか。
私も1年ほど接客業で勤務していたこともあるのですが、一年経ってたった10円しか時給が上がらなかったときはひっくり返りそうでした。
30代男性(テレビ番組の制作・勤続年数12年|正社員)
お次は、テレビ番組の制作会社に12年間勤め上げた経験を持つ現在の会社の同僚です。(年上だけどめっちゃ仲良いと思っている…!)
だんだん転職が当たり前な世の中になっているとは言え、大手企業、お硬い企業はまだまだ転職回数が多い人は落としたりするんですよね…。
それは身をもって経験しています。
30代男性(フリーランスからの経営者・勤続年数:10年年以上)
最後は、同じ職場の営業マンです。
経営者だった経歴も持っているので、その目線からお話を伺いました。
『1年楽しめたなら、一度つまらなくなってもまた楽しくなるよう変えられる。でも、3ヶ月で「ちょっと無理そうだな」と思ったら厳しいと思う』ということだと思います。
直属の上司ではないのですが、私が「辞めたい」と相談してから裏でお偉いさんとあれこれ解決策を考えてくれていて、
「あ、そうやって決定権のある偉い人にかけあって仕事を変えてもらえばいいのか!」ととても勉強になっています。
つまらない仕事でも3年以上続ければ楽しくなるって本当?の結論
知人10人に聞いて出た結論、それは「つまらない」仕事でも3年以上続ければ「楽しくなる」のは、仕事の内容によるということです。
例えば、延々と同じことを繰り返すコールセンター、事務職と、毎回いろんなことにチャレンジできるテレビ制作会社では、「やりがい」「楽しさ」が変わってくるということ。
それでも仕事が長く続けられていたのは、「周りの環境が良かった」または「給与が安定していた」からだということもわかりました。
その証拠に、Q途中で転職を考えたことは有りますか?の質問には、約9割の人が「はい」と回答しました。

Q 現在勤続年数2年目の人へ、もう一年仕事を続けたほうが良いと言えますか?という質問に対しては、半分以上の人が「いいえ」と答えました。

※ 回答数の総数がばらついているのは、アンケートを取りながら質問項目を追加して至ったためです。わかりにくくてすみません汗
中には、
正直なところ「どちらとも言えない」です。
他にやりたいことがあるならば無理に続ける必要はなく、はやく次に進むのが良いと思うし、まだ自分がそこでやってみたいことがあるならば、3年目を経験してみるのも一つではないかと思います。
という意見もありました。
勤続年数2年、現在仕事がつまらない私が出した答え
10人の回答を得て、私が出した答え。
それは、『退職』です。
「つまらない」仕事でも3年続ければ楽しくなるのは、「仕事による」ことがわかりました。
そこで自分の中で、今後任されるようになる可能性のある仕事について考えてみたのですが、想像してみると「興味」より「面倒くささ」の方が勝ってしまうんですね。
幸い、入社時に「次転職するならフリーランスになる」と心に決めて開設したこちらのブログから、お小遣い程度に収益が入るようになっていたこともあり、
このまま悶々と仕事を続けるよりは、ブログを軸に他のことに力をそそいだほうが効率的なのでは?と考えて、上司に退職したい旨を伝えました。
上司に退職を伝えたその後
上司に退職を伝えたその日。
特に引き止められることもなく了承してもらえて、無事に6月いっぱいで退職することが決定しました。(本当は光の速さで辞めたかったけど。)
ただ、私が退職を伝えた直後に課内の仕事が忙しくなったり、偉い人たちによる給与UPや仕事・環境の改善などの話し合いが進んでいる聞き、「あれ、辞めるのはやまった?」ちょっとだけ後悔しています。
退職を人事部に伝えた際に、「それは、”辞めたい”という相談ではなく”辞めます”という決断なんだよね?」と言われ、「あ、相談という選択肢もあったのか」とちょっと拍子抜けしたり、偉い人から「別部署に移動してみない?」と提案されたりもしたので、
私がもう少し早く、自分の環境をどうにかしようとあがくことができれば、今頃もっといい環境でやりがいのある仕事ができていたのではないかと思います。
そう考えると、ちょっともったいないな…。
現在退職すべきか悩んでいる人は、辞める前に一度、給与交渉や部署異動、仕事の内容を変えてほしいなど、上司に相談してみるのも良いかもしれません。
話がわからない上司であれば、さらに上の偉い人に相談してみましょう。
いろいろ試した結果、無理なら辞めるでも全然遅くはないはず…!
まとめ
というわけで、知人10人に「つまらない」仕事でも3年続ければ楽しくなるのは本当なのか質問しまくった結果、8割の人から「とくに楽しくなることはない」という回答を得ることができました。
しかし、勤続年数3年以上の経歴を持つ人が、転職で優遇されたり仕事に対して一定の評価が得られることは確かです。
また、「3年間頑張った」ということが一つの成功体験になり、今後の人生での「糧」になることも間違いありません。
すでにやりたいことがあった私は、今後仕事が楽しくなる可能性が低いと考えた結果、退職という道を選んでしまいましたが、「つまらないけれどあと1年ぐらいなら今の仕事を続けられそう」という人は、3年間同じ職場で働き続けてみるのも有りだと思います。
最終的に決めるのは自分自身です。
アンケート結果からわかるように、3年働いてやりがいが出てくるかは「仕事による」話なので、どうか「とりあえず3年」という言葉をうのみにせず、自分が信じる道を突き進んでくださいね。
最後に、今回ブログを書く上で初めて「アンケート調査」に調査したわけですが、質問内容がグダグダながらも、丁寧にアンケートに回答してくださった10人の皆様に心より御礼申し上げます。
みんな、ありがとうございました!
色んな意見が聞けてとても勉強になった&すごく楽しかったので、また機会があればぜひよろしくお願いします。
おわり
https://saiyase.com/entry/2019/06/24/205820