【日程】
- 6月12日(火)1日目
▶︎【前編】タイムリミットはたった2時間!上海・浦東国際空港で初めての乗り継ぎ、結果は!?
▶︎【後編】北京で白タクに捕まった - 6月13日(水)2日目 シベリア鉄道 1日目
▶︎【前編】いよいよ出発!国際列車003号(K3)の乗車方法と客室の様子
▶︎【後編】初めての国境超え。中国からモンゴルへ、出・入国審査はどんな感じ? - 6月14日(木)3日目 シベリア鉄道 2日目
▶︎【前編】動物好き歓喜!遊牧バラダイスなモンゴル・ゴビの車窓から、馬頭琴のある食堂車まで
▶︎【後編】ロシアの入国審査はめちゃくちゃ厳しい?モンゴル〜ロシア - 6月15日
- 6月16日
- 6月17日
- 6月18日 首都モスクワでサッカー観戦!
- 6月19日
- 6月20日
- 6月21日 第二の都市サンクトペテルブルクでサッカー観戦!
- 6月22日
- 6月23日 サンクトペテルブルクから韓国へ
- 6月24日 韓国から沖縄へ
Contents
モンゴル国境の手前の街『ダルハン』
モンゴル国境『スフバートル』に到着するのは、21:50とちょっと遅い時間です。
写真に撮影できたのは、その一つ手前の街『ダルハン』

ウィキペディアによると、人口12万人の街で、日本語学校があるのだとか。
駅構内では、元気に遊ぶ少年の姿や、何かを待っている親子の姿があり、ちょっと癒やされました😊


モンゴル出国・ロシアへ入国する前に
モンゴル出国・ロシアへ入国する前に、車掌さんからロシアの出入国カードを配布されます。

左側の上部にA、右がBと記載されていますが、記入する項目は同じです。
パスポートチェックの際に、Aの部分が切り取られてBの部分が返却されます。
このBの部分は、出国時に必要になりますので無くさないようにご注意くださいね。
ロシア出入国カードの書き方は、JALの公式サイトで紹介されています。
モンゴル国境の街『スフバートル(Suhe-Bator)』で出国審査
モンゴル国境の町『スフバートル(Suhe-Bator)』に到着したのは、夜の10時頃。
停車時間約80分の間に、出国審査が行われます。
やってきたのは、女性の審査官。
「ロシア用のビザは?」と言われたので、慌ててビザの代わりであるFUN IDと、
念のためコピーしておいたロシア政府の『FUN IDがビザの代わりとして使えます』文書を提示しました。
文書は当然ですが、ロシア語です。
理解してもらえるのかかなり謎でしたが、審査官は「ふーん」といった顔で何事もなかったように去っていきました。
あとで調べてたのですが、モンゴルはもともとソ連の支援によって中国から独立した国であり、その影響(圧力?)によってロシア語で使用されている”キリル文字”が、書き文字として浸透しているようです。
といっても、モンゴル語をの発音を、”キリル文字”に置き換えて使用しているだけらしいので…、多分通じてない。
その後、荷物検査も行われましたが、なんだかんだ国境を超えた3つの国の中で一番テキトーだった気がします。
パスポートチェックが3回も!?シベリア鉄道最大の難関、ロシア入国審査
モンゴルを出国してから約20分後、ロシアの国境に到着しました。
シベリア鉄道について書いてあるブログや書籍等で、”ロシアの入国審査は怖い”と聞いていたので、かなりドキドキです。
列車に乗り込んできたのは、入国審査官らしきロシア人女性。
20分前のモンゴル国境まで、アジア系だった審査官が一変しちょっとビビります。(当たり前ですが。)
気合の入った紫色のネイルがとってもきれいです。
何を聞かれてもいいように、翻訳アプリを落としたスマホとロシア語の本を持っていたのですが、
私達のパスポートとFUN IDを確認すると、すぐに隣の部屋へ。
5分もしないうちに終わってしまいました。
あまりの速さにあっけにとられていると、今度は別の女性審査官が現れ、同じようにパスポートとFUN IDを確認されます。
なんで2回も?と思っていると、続いて3人組の男性が現れ、同じようにパスポートとFUN IDをチェック。
確認しながら「今回のサッカー、日本はいい線行くと思うよ!」と英語で言われました。
思っていたより、わりと…いや、かなり和やかです。
現れるロシア人みんな美男美女だし、最高かよ!と興奮していると、今度は持ち物検査。
女性の審査官が訪れ、座席下にしまってあったリュックの中身を確認します。
女性がいなくなると、今度は迷彩服を着用した男性が現れ、座席下はもちろん、2段ベッドの上段、天井近くの収納スペースまでくまなくチェック。
客室の窓の外に目をやると、同じく迷彩服を着用した男性がその作業を凝視していました。
なるほど、これはかなり厳重です。
何度かチェックされている間に、国境警備犬らしきワンちゃんが廊下を2回通過します。
かわいい。写真撮りたかった…。
最後は、パスポート用の読み取り機材(?)を肩に下げた女性が登場。
『スタンドアッププリーズ』と女性の目の前に立つように言われ、パスポートの写真と私の顔を何度も見比べた後、『テンキュー』と入国スタンプを押してくれました。
これで、シベリア鉄道の難所は全てクリアです。
全客室の確認作業を終えてしばらくすると、列車が出発。
ホッとした私たちは、日本から持ってきたフェイスマスクで、モンゴルの砂にやられた肌を保湿し、就寝しました。
