2018年ロシアW杯、無事に終了しましたね。
サッカーはおろか、スポーツ全般に全く興味がなかった私も、
初めてのロシア旅行に初のスポーツ観戦、しかもW杯観戦を果たし、なんだか思い出深い年になりました。
今まで『ロシア=怖い』と思っていた多くの日本人が、
今回の大会を通して、大国ロシアの暖かさに気づき、虜になったことでしょう。(誰)
かくいう私も、その一人。
プーチン大統領の「FUN IDがあれば、年内ロシア入国はビザなしOK!」の発表もあって、
すでにもう一度ロシアに行きたい気持ちが山々です。
が、仕事やお財布の都合上、そういうわけにも行かないので
ちょっと思い出に浸りながら、ロシアの旅行記をすこしずつまとめてみます。
旅の概要

【日程】
6月12日(火)
【前編】タイムリミットはたった2時間!上海・浦東国際空港で初めての乗り継ぎ、結果は!? ◀◁◀
6月13日(水)シベリア鉄道 1日目
【前編】いよいよ出発!国際列車003号(K3)の乗車方法と客室の様子
【後編】初めての国境越え。中国からモンゴルへ、出・入国審査はどんな感じ?
6月14日(木)シベリア鉄道 2日目
【前編】動物好き歓喜!遊牧バラダイスなモンゴル・ゴビの車窓から、馬頭琴のある食堂車まで
6月15日(金)シベリア鉄道 3日目
6月16日(土)シベリア鉄道 4日目
6月17日(日)シベリア鉄道 5日目
6月18日(月)首都モスクワでサッカー観戦!
6月19日(火)
6月20日(水)
6月21日(木)第二の都市サンクトペテルブルクでサッカー観戦!
6月22日(金)
6月23日(土)サンクトペテルブルクから韓国へ
6月24日(日)韓国から沖縄へ
参加人数:2人
旅行代理店:株式会社ユーレックス ロシアエクスプレス(Russia EXPRESS )
ツアー代金:約73万円(各種交通費・ホテル料金・送迎料込み)
W杯チケット料金:105$/枚 × 2試合2人分
サッカー好きの彼氏と、レアな経験したいマンの私との、
2人の希望が見事にマッチした今回の旅行。
北京発、モンゴル経由のシベリア鉄道で、ロシア入国を果たし、
首都モスクワとサンクトペテルブルクで、それぞれ1試合ずつW杯を観戦する約2週間の旅路です。
正直、台湾しか行ったことがない、海外旅行不慣れ&英語ダメな私達が、
突然大国ロシアに飛び出すのは、不安しかありませんでしたが、
意外となんとかなりました。
1日目のスケジュール

沖縄は那覇空港から始まる、初日のスケジュールは
17:40〜18:45 那覇国際空港発→上海 浦東国際空港(2時間05分)
※この時点で、時差1時間。
21:15〜23:40 浦東国際空港発→北京 首都国際空港(2時間20分)
23:40〜05:30 ホテル『北京/Inner Mongolia Hotel Forbidden City』
とこんな感じ。
続けて、乗車予定のシベリア鉄道が7:28発ということを考えると、なかなかタイトです。
いよいよ出発!那覇発上海行きの搭乗手続きは50分待ち
中国東方航空の国際線の搭乗手続き時間は、出発時刻の2時間〜45分前までと決まっています。
参考:旅行の準備 – 中国東方航空
余裕を持って、2時間前に到着した私達ですが、カウンターにはすでに長蛇の列ができあがっていました。
40分〜50分ほど並び、搭乗手続きを済ませます。
カウンターのお姉さんに、『中国は、帰りのチケットまたは第三国への出国を証明するチケットがないと入国できない可能性がある』と言われ、ちょっと焦ったものの、
旅行代理店に送ってもらったシベリア鉄道乗車券のコピーや、旅程表を見せると『大丈夫っぽい?』ということで無事にチェックイン&出国できました。
中国東方航空とは?
今回利用したのは、上海浦東(プードン)国際空港を拠点に、
国内線・国際線合わせて858路線に就航する、中国4大航空会社のひとつ中国東方航空(Chaina Easren Airlines)。
英の航空リサーチ会社SKYTRAX(スカイトラックス)が毎年行う、世界エアライン番付『World Air Line Award 2018』で、約335社中76位を獲得した航空会社です。
『さわがしい』『機内食がまずい』『飛行機が遅れる』等々、日本での口コミは散々ですが、世界目線だと中の上。
日本から発着する便には、日本語ができる客室乗務員も搭乗するほか、JALとの共同便も運行しています。
ちなみに、1位はさすがのシンガポール航空。(乗ったことないけど)
ANAは3位、JALは13位です。
実際の機内の様子
定時に出発した、17:40那覇発上海行きの便は、JALとの共同便(コードシェア便)でした。
英語・中国語と並び、日本語のアナウンスが流れる機内は、お子さんが多くてわりと賑やか。
シートベルトサインが点灯している状態で、席を立つ人が多くちょっとだけびっくりしました。
機内食は日本風に味付けされた魚の煮物に、ご飯がそえられているもので、普通に美味しかったです。

ちょっとご飯がモチっぽかったので、苦手な人は苦手かも。
上海→北京 乗り継ぎなのにまさかの沖止め!?
初めての上海浦東(プードン)国際空港。
かなり大きいと聞いていたので、乗り継ぎ時間が2時間30分しかないのはちょっと不安でした。
それに追い打ちをかけるように、飛行機はまさかの沖止めをくらいます。

そんな、沖縄の離島便みたいな展開ある〜!?と驚愕している間に、
なぜか客が乗ったバスよりも早く出発する乗務員専用バス。
THE 海外!な感じです。
しばらくして、わたしたちを乗せたバスも出発。
バスの車窓から見える浦東国際空港は、キラキラしていてとってもきれいでしたが、それを楽しむ心の余裕はありませんでした😢

空港ビルに到着し、人の流れに沿ってイミグレーション(入国審査)へ。
空港スタッフの誘導に従い両手の※指紋登録を済ませます。
※2018年4月から導入されたシステム。
出てきた『OK』レシートを、入国カード・乗り換えチケットと合わせてパスポートに挟み、入国審査へ。

念のため、鉄道チケットのコピーも手に持っていましたが、何も言われず無事にスタンプをもらうことができました。

ひと息つく間もないまま、お次は国内線の搭乗ゲート探し。
中国国際線から国内線への乗り継ぎ方法は、中国東方航空の公式サイトで写真付きで紹介されています。
中国東方航空/China Eastern Airlines (MU)|乗り継ぎ案内-上海浦東国際空港でのお乗り継ぎについて(国際線⇒中国国内線)
が、すっかり調べることを忘れていた私たちは、道行く人に『ソーリー』と片っ端から声をかけ、搭乗口を教えてもらいました😅
国内線の保安検査場では、モバイルバッテリーはもちろん『傘』を持っている場合もカバンから出すように言われますのでご注意くださいね。
持ち込み荷物&身体検査を済ませたら、あとは指定の搭乗口に向かって一直線です。

長い長い通路を、エスカレーターで移動します。
無事にたどり着いたけど…
搭乗口には、すでに人が並んでいました。
が、みんな座り込んだりしていてなんだか様子がおかしい。
電子掲示板を確認すると、そこには『delayed』の文字が。
間に合う間に合わないではなく、そもそも北京行きが遅れていました。
トイレを極限まで我慢していた私には、ちょっとありがたかったのですが、
それからなんと2時間遅れ。
あまりの暇さに、空港のお姉さんまで座り込んでスマホをいじり始める始末です。

やっと飛行機に乗れたかと思えば、今度は機内で1時間待機。
北京に到着したときには、すでにふたりともヘトヘトでした。
これからホテルへ行くために、タクシーの列へ並ばなければいけないことを考えるだけで、さらに疲れが押し寄せます。
そんな私たちに『タクシー???』と声をかけてきたのは、少しよれたポロシャツにカジュアルなパンツを合わせた長身の男性でした。
キートン山田『後半へ〜つづく』